咄嗟に言葉が出ない

2018年11月23日

苦笑いするしかない。

急に話題を振られると、鯉のように口をモゴモゴするだけで、

なにも言葉が出てこない。

そこで会話は不自然に終わる。

どうしようもない感情に襲われる。

 

あの時はどう返答すればよかったのだろうか。

 

その時、頭の中には数個の返答が思いついてはいるのだ。

しかし、どの返答を口に出しても、悪口になってしまったり、

滑ったり、悪い方向に捉えられてしまうのではないだろうかと、

言葉で音として口から出てこない。

そうして、思いついた言葉を頭の中で選んでいる間に、

返答のタイミングを逃し、

苦笑いと言葉にならないモゴモゴが発生する。

 

咄嗟に言葉が出ないのだ。

 

なぜみんなあんなに簡単に挨拶ができるのだろう。

なぜみんなあんなに簡単にお礼が言えるのだろう。

なぜみんなあんなに簡単にお世辞が言えるのだろう。

 

音としてはうまく言葉にできないけれど、

文字としては言葉にできるんじゃないかと思って、

書き始めてみた。