コーヒーブレイク

会社に行くのが面倒でスタバで時間を潰している。文字通り時間を潰し、なんにもならない先送りを繰り返している。

 

窓際のコンセントがある席に大学生2人が座った。ジャージ姿で裾と靴下の間から見える素足が眩しい。

 

時刻は8時半過ぎ。

一人が「講義パソコンで受ける?」と聞くので、わたしはコーヒーを買ったばかりなのに今から大学に急いで行って行くつもりなのかと思った。ゆっくりコーヒー飲みなよと。

 

「携帯で受けるー」

 

マジか。

講義中に携帯を触っていて教授に怒られたことはあっても、携帯触ってないと怒られるかもしれない時代が来ていた。

 

海外の大学に行った人がよく言う話で、大学がどこかわからず道を尋ねるともう大学内にいるよと言われたという冗談がある。大学が大き過ぎて街みたいになってるので知らず知らずのうちに入ってしまっているらしい。

 

電車の中で携帯を弄っている若者は時間を潰しているのでは、ないかもしれない。